学校イベント集客を成功に導く考え方とポイント

2026.07.09(木)

合同説明会や学校説明会、オープンスクールなどのイベントを実施する際、
「参加者が集まらない」
「参加者はいるが、志望校につながっている実感がない」
「他校との差別化につながる施策がわからない」
と悩む学校も多いのではないでしょうか。

イベント集客というと、SNSでの告知やホームページでの情報発信、
合同説明会への参加など、「どう集客するか」という施策に目が向きがちです。
もちろん、こうした取り組みは重要です。

しかし実際には、受験生や保護者は
イベント当日だけで学校を判断しているわけではありません。

まずホームページやSNS、合同説明会などを通してさまざまな学校の情報を集めます。
その中で気になったイベントへ足を運び、学校の雰囲気や先生・生徒の様子に触れます。
そして帰宅後には、家族で感想を話し合いながら、志望校の候補を検討していきます。

だからこそ、受験生や保護者が学校を知り、興味を持ち、
志望校として検討するまでの流れ全体を設計することが重要です。

イベント前の情報発信。
イベント当日の体験設計。
イベント後の接点づくり。

これらは別々の施策ではなく、すべてがつながりながら志望度に影響しています。

ここでは、イベント集客を成功に導くための考え方とポイントについて、
イベントを取り巻く広報全体の流れを意識しながら整理していきます。


目次
  1. 1. 集客は「イベント前」から始まっている
  2. 2. イベント当日は「体験」する日
  3. 3. 帰宅後から始まる志望校選び
  4. 4. イベント集客を支える“見えない施策”
  5. 5. まとめ|イベント集客で本当に大切なこと

1. 集客は「イベント前」から始まっている

集客というと、説明会やオープンスクール当日の企画に意識が向きがちです。
しかし実際には、受験生や保護者はイベント当日を迎える前から情報を集め、
どのイベントに参加するかを決めています。

ホームページやSNS、動画などの接点を通して学校について知り、
少しずつ印象を形づくっていきます。

そのため、イベント前の情報発信で重要なのは、
日時や申込方法を伝えることだけではありません。

どんな学校なのか。
どんな生徒が通っているのか。
どんな先生がいるのか。

そうした“学校らしさ”が伝わる情報を届けていくことが重要です。

また、服装や当日の流れ、一人で参加しても問題ないかなど、
参加者が抱える不安を事前に解消しておくことも欠かせません。

期待感安心感を育てることが、 イベントに足を運んでもらうための第一歩になります。

イベント前の情報発信の考え方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
「学校説明会へ行ってみようかな」を引き出す広報設計
https://monolith-j.com/column/s_022/

2. イベント当日は「体験」する日

イベント前に期待感や安心感が育まれた後は、
実際に学校を体験してもらう段階へと進みます。
イベント当日には、学校紹介や教育方針、入試情報など、
多くの情報を届ける必要があります。

しかし、受験生や保護者が求めているのは、情報だけではありません。
「この学校は自分に合いそうだろうか」
「入学後の生活をイメージできるだろうか」
といった感覚を確かめるためにイベントへ参加していることも少なくありません。

実際に校内を歩き、先生や生徒の様子に触れながら、
学校全体の雰囲気を感じ取ります。
こうした体験こそ、パンフレットやホームページだけでは伝わりにくい部分です。

だからこそ、イベント当日は単なる説明の場ではなく、
学校らしさを体験できる場として考えることが重要です。

授業体験や校内見学、部活動体験なども、内容を伝えるだけではなく、
「この学校に通ったらどんな毎日になるのだろう」
想像できる機会として設計することで、受験生や保護者の理解はより深まっていきます。

イベント当日の体験設計については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
イベントは「伝える場」ではなく「体験する場」
https://monolith-j.com/column/s_023/

3. 帰宅後から始まる志望校選び

イベント前に情報を集め、当日に学校を体験する。
そして、その後に始まるのが志望校選びです。
受験生や保護者は帰宅後、家族で感想を話し合い、持ち帰った資料を見返しながら、
他校との比較を進めていき、志望校の候補を少しずつ絞っていきます。

だからこそ、イベント後にも接点を残しておくことが重要です。

在校生の様子がわかるリーフレット。
学校生活を紹介するミニ冊子。
質問シートや校内マップ。

こうしたサブツールは、説明会の理解を深めるだけではありません。
受験生や保護者が学校を思い返し、
興味や理解を深めていくための接点にもなります。

イベントを一度きりの機会として考えるのではなく、
その後の行動につなげるためのスタート地点として捉えることが大切です。

イベント後の接点づくりについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
学校説明会、「その場」だけで終わらせていませんか?
https://monolith-j.com/column/s_025/

4. イベント集客を支える“見えない施策”

イベント前・当日・イベント後。それぞれの場面で学校らしさを伝えるために、
動画やサブツール、ノベルティ、ブース装飾などの施策があります。
こうした施策は、イベントを支える“見えない役割”を担っています。

動画で学校の魅力を知ってもらう。
展示を通して学校らしさを伝える。
ノベルティやサブツールで学校を思い返してもらう。

役割はそれぞれ異なりますが、どれも学校らしさを伝え、
受験生や保護者との接点をつくるためのものです。

重要なのは、一つの施策だけで志望校に決めてもらおうと考えないことです。
何度も学校に触れ、そのたびにその学校ならではの魅力を感じてもらう。
そうした接点の積み重ねが、「この学校に通いたい」という気持ちを少しずつ育てていきます。

動画、サブツール、ノベルティ、ブース装飾も、魅力を伝えるための施策です。
大切なのは、それぞれで違うことを伝えるのではなく、同じことを伝え続けることです。
そうすることで、それぞれの施策がつながり、
受験生や保護者に伝わる印象にも一貫性が生まれます。

イベントのさまざまな場面で活用できる動画の考え方については、
こちらの記事で詳しく紹介しています。
動画は“完成度”ではなく“活かし方”で変わる
https://monolith-j.com/column/s_024/

また、ノベルティやブース装飾の活用については、
こちらの記事で詳しく紹介しています。
そのノベルティ、「配って終わり」になっていませんか?
https://monolith-j.com/column/s_026/

5. まとめ|イベント集客で本当に大切なこと

学校イベントの集客では、
当日の施策だけを工夫すれば成果が出るわけではありません。

受験生や保護者は、
イベント前に学校を知り、
イベント当日に学校を体験し、
イベント後に比較・検討しながら志望校を決めていきます。

一つの出来事だけで学校を選ぶのではなく、
さまざまな接点を通して少しずつ志望度を高めていくのです。

だからこそ、それぞれの接点をつなげ、
一つの流れとして設計していくことが重要です。

その積み重ねが、参加者数の増加だけでなく、
志望校として選ばれ、出願につながるイベントづくりを実現します。


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