モノリスジャパンが最初にお付き合いさせていただいた私立学校が、獨協中学・高等学校様でした。

更新日:2024.03.15

プロフィール

獨協中学・高等学校(東京都文京区)

2023年に創立140周年を迎える獨協中学・高等学校は、完全中高一貫の男子校です。男子特有の成長曲線を熟知した6年間のカリキュラムは、約140年にわたって男子だけを育て続けてきた経験と実践の積み重ねから構築されたもの。男子教育のノウハウを知り尽くした教師陣が生徒一人ひとりと丁寧に向き合っています。近年は学園間の連携を強めており、特に獨協医科大学との高大連携プロジェクトでは、「系列校推薦枠」の新設、医科大学教授による「特別講義」や「入学前教育」の実施など、積極的に連携プログラムを展開中です。

獨協中学・高等学校 教頭・入試室長 坂東広明さま

モノリスジャパンの第一印象

モノリスジャパン

2011年に実施された御校のコンペに参加してからのお付き合いになります。

板東先生

もう10年以上前になりますね。パンフレットのコンペを実施したとき、参加いただいた企業のひとつがモノリスジャパンさんでした。まず何より強烈な第一印象は、岩井社長が出て来られて、「あ、テレビに出ている人だ!」と思ったことです(笑)。でもインパクトだけでなく、さすがにプレゼン自体も素晴らしく、話に引き込まれたことを覚えています。そして何より、パンフレットのデザインが秀逸でした。本校がコンペに関してお願いしていたコンセプトは「中高一貫校」「6年」「男子校」という3つのキーワードですが、それらを「キューブ」のデザインで表現されましたよね。このキューブという発想に、「あ、なるほどね」と思わされ、非常に斬新さを感じました。特に当時のパンフレットは、生徒の写真をメインに持ってくるようなものが多かったのですが、「このデザインなら他校さんと違った形で広報ができるな」と思い、採択させていただきました。

スクールカラーではない「緑」の印象が広く定着

モノリスジャパン

環境教育に特色がある獨協さんなので、プレゼン時に「緑色」をメインに提案しました。それが今もパンフレットのイメージカラーとして続いています。

板東先生

とにかく「緑のキューブ」の印象が強烈だったので、パンフレットだけではなく、大判ポスターや駅の電飾看板などもすべて同じデザインで統一しました。たまたま緑を使う学校さんが少なかったのか、合同説明会などでも獨協の緑がかなり目立っていた印象です。2年、3年と続けるうちに他校の先生から「獨協さんの印象だから、もう緑は使えないね」と言われるなど、いつの間にか、いわゆるブランディングができあがっていました。よく「緑がスクールカラーですか」と聞かれますね。実は違うんですが、ここまで来ると変えづらくなってしまいました(笑)。

校内外に広く活用できる『男は獨協』

モノリスジャパン

定期刊行物のサブツール『男は獨協』が、そろそろ通巻40号を迎えます。

板東先生

パンフレットは春に完成すると、基本的に1年間はそのまま使いますから、当然ながら年度途中に決まった新しい情報は盛り込めません。『男は獨協』であれば、例えば学園祭のテーマが決まったタイミングで告知したり、受験が近づいた時期に在校生から応援メッセージを掲載したり、リアルタイムでの情報発信が可能です。またターゲットを受験生である小学生に設定し、明るく楽しいデザインにしたり、4コマ漫画を毎回掲載したりと工夫もしています。学校説明会などの待ち時間に、保護者様がパンフを読んでいる隣で、小学生が『男は獨協』を読んでいる姿をよく見ます。

モノリスジャパン

以前、授業の一環として、生徒たちに『男は獨協』の企画立案を考えてもらう取り組みも行いました。

板東先生

そういえば学校に来ていただいて、プランやデザインを考える際のポイントを生徒たちにレクチャーしていただきましたね。そのうえで班ごとに企画内容をプレゼンしてもらい、審査して最終的に選ばれたものが実際に形になって発行されました。『男は獨協』は、生徒にとって入学前から手にしていたツールなので、紙面に関わることはステイタスではありませんが、みんな喜んでくれているようです。40号の中でも思い出深い号なので、またやりたいですね。そのときは、またぜひよろしくお願いします。