私教育新聞127号【私教育最前線】森上展安氏「受験者数の半分を占める人気校に見る大手塾の合格者シェアの状況。」

2025.06.26(木)

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受験者数の半分を占める

人気校に見る大手塾の

合格者シェアの状況

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 首都圏中学入試で最大の受験者数を占める東京私学の延べの受験者数の半数は、東京私学全体の2割の学校がカバーしている。
 そこで、この2割の学校の受験者数の難度別の比率と、その大手塾の合格者シェアをそれぞれのH Pでの合格発表数字から集計した。

最大の受験者数は3割を占めるC難度

 東京の全入試日程で見て、その半数の延べ人数は70,000人程度になるが、これを学校別に見ると46校でシェアしている。
 この46校を難度別(四谷大塚偏差値)に見ると最も多いのがC難度(偏差値55から59)で全体の3割を占めている。受験者数の多い順(ただし東京都私学内)に列記すると2位の山脇。5位の三田国際科学、8位の安田、12位の東京都市大付属、15位の開智日本橋、18位の都市大等々力、21位の巣鴨、25位の高輪、26位の明大中野、27位の大妻、32位の城北、36位の青稜、43位の世田谷、45位の品川女子学院となる。
 言い換えるとこれらの学校が、東京では最も受験者数が多い人気校だと考えて良い。
 ひるがえってこの最も人気のある学校に合格者を送り出している塾こそはニーズに応えているわけで、これらの学校の合格者のうち、大手塾の上位3社ないし、4社を比較してみた。
 そうすると、C難度14校を通して平均してシェアが高いのは四谷大塚で28.6%だった。次いで高いのがサピックスで24.2%だった。早稲田アカデミーが23%で僅差。ただ四谷大塚と早稲田アカデミーの実績はダブりが多いはずではある。ちなみに日能研は14.3%だった。もちろん大手塾実績合計では学校発表の合格者数を超えることが多いので、それについては塾間の重複はあることを前提としている。
 それはそれとして……

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