私教育新聞127号【私教育最前線】大矢 純氏「『できる』ようになるための授業構成」

2025.06.26(木)

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「できる」ようになるための授業構成

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 「授業内容は分かっているけど、テストでは点が取れない」児童生徒や保護者からこんな言葉を聞いたことはありませんか?
 教師が解説し、児童生徒がノートを取り、試験前に暗記する。この伝統的な授業スタイルは、本当に『できる』力を育んでいるでしょうか?これからの社会で求められるのは自ら考え、行動し、問題を解決して創造できる力です。当事者意識を持って主体的に取り組んでこそ「できる」レベルに高められるのです。
 そこで今回は、児童生徒が「わかる」で終わらず、「できる」ようになるための授業構成についてお伝えします。

授業の『入り口』を変える一手

 授業全体の構成を変えるには勇気がいるという場合、まずはこれだけを変えてみるという手もあります。
 ある中学の数学の授業で新しい方針を導入しました。それは、例題を説明する際に生徒にノートを書かせないというものです。これにより、例題を「説明」するのではなく「一緒に」解くことになります。一緒に解き終わった後、同じ例題を生徒が自力でノートに解きます。もし、わからない場合は黒板をちらっと見ても構いません。これによって例題の時間が半分になりました。さらに、その後の問題演習の進みも早く、基本的に解説が不要になって演習量が2倍になりました。
 従来の授業では、教師が丁寧に解説し、生徒がそれをノートに書き写し、試験前に読み返して練習するという流れが一般的でした。しかし、この流れは……

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