私教育新聞127号【注目！教育コーチング】大村 伸介氏「『判断』を利用して観点を拡大してみる」

　まもなく梅雨入りという時期にこの原稿を執筆しております。梅雨といいますと、洗濯物を外に干せない、毎日傘を持って歩かなければならない、などなど、あまり良いイメージがないのですが、水資源の確保や農作物の生育においては欠かせないわけですし、違う側面から見てみれば、なければ困るモノ、とも言えます。また、雨の日特典なるものもけっこうあったりするわけでして、案外恩恵を受けていることもあります。
　もうずいぶんと前の話になりますが、大雨の日、午後を半休にして帰宅した折、近所の公園から子どもたちの楽し気な声が聞こえてきました。
『こんな大雨の中、何をしているんだろう・・・』
と覗いてみると、公園の滑り台を、ビニールシートを使ってびしょ濡れになりながら滑っている我が家の子どもたちがおりました・・・。
「パパ、お帰り！ ウォータースライダーみたいで楽しいで！」
いやはや、子どもの発想力にすっかり脱帽でした。

頑張ってるの？

　教育コーチングの基本スキルは、『傾聴』『質問』『承認』ですが、ついつい無意識的に『質問』ではなく『詰問』をしていることがあります。では、その違いは何なのでしょう。……

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