私教育新聞125号【映像授業「を」学べ。鉄人の中の鉄人香川が吠える。】香川 亮氏「映像授業は「オワコン」なのか? ⑤業界の縮小」
2025.02.26(水)
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私教育新聞125号:19ページ掲載・映像授業「を」学べ。鉄人の中の鉄人香川が吠える。の記事が公開中です!
映像授業は「オワコン」なのか? ⑤業界の縮小
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1.「ニチガク騒動」が見せた業界の厳しさ
教育業界の中で年末年始に最も話題となったのが大学受験予備校「ニチガク(株式会社日本学力振興会)」の事業停止からの破産申請でしょう。共通テストまであと2週間を切る段階での突然の予備校閉鎖。指導者の立場、保護者の立場いずれの立場からも信じられないような出来事です。しかしながら、事業者の立場からするとその「あと数週間」の事態さえ乗り切ることができないほどひっ迫していたと考えることもできます。予備校経営のまずさがあっただろうと推測されますが、それだけで断罪できるほど状況は簡単ではありません。今回は映像授業ではなく、業界そのものの在り方について述べていきたいと思います。
2025年現在で中学1年生(つまり2012年)の出生数は約105万人。それが2023年時点では過去最少の
約76万人。実に3割近くの減少数です。厚生労働省の2017年時点での2030年の出生数予想が約80万人という数字からも、この76万人という人数がいかに急激なのかを知らしめています。
その変化とは裏腹に、学習塾の事業所数は約47,000ヵ所(2018年現在)であり、減少しているもののその減少の割合は学生の数の減少率よりも小さいものです。これは通塾率の増加と、生徒一人当たりの単価の上昇がなせる業ということでしょう。しかし、……
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