私教育新聞123号【注目!教育コーチング】大村 伸介氏「 『被』と『執』 」

2024.10.24(木)

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私教育新聞123号:14ページ掲載・注目! 教育コーチングの記事が公開中です!


『被』と『執』

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 この原稿を書いております10月初旬、秋の訪れを感じさせない残暑が続いておりますが、この記事がお手元に届く11月には少しは秋の気配が感じられる気候になっているのでしょうか。
「今年から10月下旬に運動会をずらしましたが、結果、ほんとうによかったです。9月も猛暑日が続発で、練習に十分な時間を確保できませんでしたから…」
我が家の長男が通う小学校の校長先生がおっしゃっておられました。確かに残暑の影響でなかなか練習が捗々しくないようで…。しかし、例年に比べて練習時間が取れない分、生徒たちの集中力には目を見張るものがあるそうで、先生方も驚いておられるとのこと。特に長男は6年生ですので、メインイベントの組体操などは、休憩時間に生徒の方から、練習させてほしいという自発的な申し出があったりするそうで、安全に配慮しつつ、先生方が見守り、励んでいるそうです。そういう意味でも、先ほどのお話に繋がるわけですが、先生と生徒が例年以上により一層、一丸となって取り組んでいる様子は、家庭内での長男の話を聞いていてもよくわかります。残暑続きからの贈り物、とでもいったところですね。

どう捉えるか

 もちろん、先生方がこの状況をどう捉えるかがカギを握っていることはいうまでもありません。
『残暑続きで練習時間も十分に確保できない今年は、もうしょうがないよなぁ』
と捉えれば、クラスや学年、ひいては学校というチームがその方向に動いていきます。
『残暑続きで練習時間は充分取れない。ここは生徒の集中力を高めることで、短時間で成果が実感できるような工夫をしよう』
と捉えれば、そのように動いていきます。
 なぜでしょう?それは、……

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