私教育新聞122号【私教育最前線】森上展安氏「難関・準難関校の沈静化中位校舎の増加――6・7月大手模試情勢」
2024.09.25(水)
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難関・準難関校の沈静化中位校舎の増加
――6・7月大手模試情勢
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四大模試の6・7月の受験者数は前年比103%と増勢となり、今春は前年比99.3%と減少したが、来年入試は再び増加に転じそうだ。
SAPIX、四谷大塚首都圏模試の全体の状況は執筆時点では資料が間に合わないため、ここではご提供いただいている第一志望者数について、速報としてこちらの傾向をお伝えし、全体把握の一助となればと思う。
その最大の注目点は、いわゆる御三家など難関校第一志望者数の減少にとどまらず、準難関校の第一志望者数の減少傾向が鮮明になっていることだ。
仮に全体の受験者数と、小学6年生の人口が同じくらいだとすれば、第一志望者数も前年と大きくは変わらないと考えてもよいが、実際は難関校、準難関校ともに前年比90%程度の第一志望者数が多勢となっている。
SAPIXと四谷大塚については、各学校の増減が相反する場合もあるが、両第一志望者数を合計すると減少基調であるため、全体としては難関、準難関校は沈静化する可能性が高まっている。
例えば、男子御三家なら開成は両模試合計が99.7%であり、武蔵、麻布はいずれも79%前後、そして女子御三家は桜蔭が両模試合計で89%、女子学院90%、雙葉だけはほぼ変わらず。また、男子準難関校でも海城83.4%。ただし、駒東と早稲田だけはほぼ変わらず。女子準難関校でも鴎友87%、吉祥女子97%、豊島岡女子87%と、かろうじて吉祥女子が前年並みだが、他は示し合わせたように87%となっ
ている。
一方で大きく増加している難関校、準難関校もあり、志望者数が多い順にあげると……
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