私教育新聞120号【映像授業「を」学べ。鉄人の中の鉄人香川が吠える。】香川 亮氏「生成AIと数学のよい活用とは」
2024.06.22(土)
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私教育新聞120号:14ページ掲載・映像授業「を」学べ。鉄人の中の鉄人香川が吠える。の記事が公開中です!
生成AIと数学のよい活用とは
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新しい生成AIであるChatGPT-4o(チャットGPTフォーオー)が5月13日にリリースされました。既存のも
のに比べて、テキスト・音声・画像の組み合わせをリアルタイムで処理できる能力を持ち、非英語圏でも優れた性能を示すものになったとされています。 数学におけるChatGPT-4o(以下ChatGPTと略す)の活用に関して自分なりに考えていますが、各所でも伝えられている通り、共通テストなどの結果ではほぼ得点できていない(日本経済新聞の記事より)など、まだまだ数学の解答に必要な
「読解」→「立式」→「計算」
というプロセスをこなすのには時間が掛かるようです。
ChatGPTは使えないのか
しかしながら、計算レベルでの問題に対しては非常に精度の高い結果を示しているのも事実です。
そもそも、画像の切り抜きを認識する時点で非常に驚きますが、その読み込みの速度もかなりの速さです。ですので、これだけでも価値があるところです。例えば、印刷されていたり、PDFなどで与えられた数学の問題を自分でTeXとして打ち込みたいと考えたりしたときに、問題が多いとその作業も膨大です。また、打ち間違いのリスクも発生します。それを防ぐことができるということも含めて大幅な作業低減の効果が見られると思います。
TeXデータはWordなどの数式エディタに対応していますので、活用の幅は広いと思います。まさに、DX化を
推し進めるうえでChatGPTが活用できる典型的な例だと考えます。
次に実際に問題を解かせてみると以下のようになります。……
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