【私教育新聞第136号】探究の次の一手|田村 直宏氏「生成AIの進化による、人間に求められる資質の変化」

2026.11.02(月)

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【探究の次の一手】
「生成AIの進化による、人間に求められる資質の変化」

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  私はこの原稿を、生成AIを使わずに書いています。
厳密に言えば、書いている内容を確認する為に検索した時、一番上に出てくる
「AIによるまとめ」を見ることがあるので少しは使ってしまっているのですが、
文章やその構成を作らせるというような積極的な使用はしていません。
そんな私ですが、ここ数年の生成AIの進化で、
「探究」に求められることは変化してきたと感じています。
今回は、生成AI時代の「探究の次の一手」を、AIなしで書きたいと思います。

夢なんて無くて良い!
 「夢なんて、無くて良いよ」。これは、私の4年前の始業式校長講話でのセリフです。
「やりたい事がある人は、そこに向かって進めば良い。そんな人は、幸せな人だ。
でも、やりたい事が特に無い人は、中高生ならばむしろ普通。
校長の私だって、目標が見つかったのは40歳を過ぎてから。
それまでは何かをやりたくなった時に役に立つかもしれないので、様々な経験をして、
沢山の知識を身に付けておきましょう」と、続けました。これは正しかったと、今も思います。
 しかしその数か月後に、ChatGPTが現れました。これは、革命でした。
世界中の知識を一瞬で結集し、こちらの求める形で提供してくれます。
いつか役に立つかもしれなかった知識は、欲しくなった時にすぐに目の前に現れる世界になりました。
そんな世界では、語呂合わせで無理やり知識を詰め込むことに意味はありません。
ただ私タムタムも、大学入試センター試験一期生。同世代の先生方は大学に入学する為に、
自分の青春時代を暗記中心の受験勉強に打ち込まれたと、お察しします。
自身の経験を無駄だったと思いたくないのは、人の性。
意味を考えずに知識とやり方を覚えることを是とする先生が多いのは、理解できます。
同情します。しかし、それで良いのでしょうか?……

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