私教育新聞119号【注目!教育コーチング】大村 伸介氏「指導の根底にあるもの」

2024.04.24(水)

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私教育新聞119号:13ページ掲載・注目! 教育コーチングの記事が公開中です!


指導の根底にあるもの

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 この原稿を書いております3月23日現在、京都の気温は10度…。例年でしたらそろそろ桜の開花がニュースで取り上げられますが、今年はいつになることやら…。この原稿がお手元に届くころには、すでに満開を通り越して、葉桜になっているんでしょうが、年々、季節が読みにくくなってきている感があります。いろいろな学校の先生とお話していますと、季節感が読みにくくなったせいで学校行事が組みにくい、とこぼしておられますが、学校行事ひとつをとっても従前のようにはいかないわけです。ますます多様化している生徒達や保護者の対応となれば…いわずもがな、でしょう。

島根県初上陸

 ちょうど1年前の3月、島根県にあります益田東高校の斎藤教頭からお電話を頂きました。
・10月に島根県の私学が集まっての研究発表(公開授業)があり、益田東高校が2023年度は発表校となる。ついては半年間、授業を中心に生徒への効果的な言葉がけに取り組んでいき、その取り組みの集大成として公開授業を位置付けたい。
・4月に全職員で教育コーチングを学び、キックオフとしたい。
・8月か9月には取り組みの中間状況で助言を頂きたい。
・10月の研究発表の際には、基調講演をお願いしたい。
このようなお話でした。教育コーチングに白羽の矢が立ちましたのは、坂田校長が小生の拙稿を毎号お読みになられておりまして、兼ねてから興味を持たれていたとのこと。実はこういうありがたいお話、うれしいことに結構頂戴いたします。また、このように記事にさせて頂くこともご快諾頂き、この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。

生徒の力を引き出す、教育コーチング

 これは、4月に行いました全職員様向け研修のテーマです。教育コーチングの基本的な考え方から、『傾聴』『質問』『承認』という基本スキルを、ワークショップを交えて2時間でお話をしました。10月の公開授業を見据えて、教育コーチングを授業でどのように取り入れるかを主眼に研修を進めていくことも可能ではあったのですが、それでは花は咲いても土は変わらないわけです。そして、花は……

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