【私教育新聞第129号】注目!教育コーチング|大村伸介氏「最高の聴き手になるために 【Part 2】」

2025.11.04(火)

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【注目!教育コーチング】
「最高の聴き手になるために 【Part 2】」

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 この原稿を書いておりますのが9月中旬、今現在33度…。ニュースなど見ていますと、この暑さで落葉が相次ぎ、今年はこの暑さのせいで紅葉があまり期待できないのではないかという報道もありました。なんでもそうですが、度を越えてきますと、いやはや…。

共感と共振
 そういえば、8月末に北海道へ研修に行った際には、暑さががまんならず、ついにクーラーを買ったという受講者がおられました。「そうそうそう!うちも買いましたよ!もう本当に暑くて我慢ができないですもんねー」こんな声が大多数でした。『暑い』ということに共感し、『我慢できないくらい暑い』ことにも共感し、『だからクーラーを買う』ということにも共感したことで、「そうそうそう!」という言葉が生成されたわけですね。「いや、もう本当に参りますよね…。おかげで電気代がバカにならなくてね…」「やっぱり、そうですよね。うちも電気代がすごいことになってびっくりしてたんですよ!」こんな会話が続いていました。『電気代が高騰した』ことに共感し、「そうですよね」という言葉が生成されました。「それに、うちは電気代だけではなくてね、子どもが庭でプールなんかしたがって、もう、水道代もすごいんですよ!はぁ…」「そうなんですね。うちは、もう子どもも高校生なもんで、水道代はそんなにですが…。大変ですね…」ここで共感が途切れました。かたや水道代もお悩みの種、かたや水道代はそこまでは…。互いの共通項がなくなり、『私も同じです』と判断する材料がなくなったわけですね。なので、「そうなんですね」という言葉が生成されました。この「そうなんですね」という言葉を教育コーチングでは共振と呼んでいます。

共感とその効果
 日常、教育コーチングを学んでおられない方は、無意識的に共感と共振を使い分けているわけですが、教育コーチングでは「そうだよね」という共感を、同意・賛同・賛成の表れ、すなわち判断の一種としています。例えば……

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