【私教育新聞第129号】教育を変える。未来が変わる。|池森英雄氏「日本の教育は変われるのか、それとも沈没するのか」
2025.10.23(木)
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【教育を変える。未来が変わる。】
「日本の教育は変われるのか、それとも沈没するのか」
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なぜ、日本は「失われた30年」から抜け出せないのか
この国が、30年もの長きにわたり成長から取り残されてきた理由を、教育界に身を置く私たちは真正面から見つめ直す必要があります。かつて「Japan as No.1」と世界に称された日本は、現在、GDPで中国・ドイツに抜かれ、インドにも迫られています。なぜ、成長している国々を横目に、日本だけが止まり続けているのか─。その理由のひとつが、「教育が社会の変化に追いついていない」ことにあります。本来、教育とは未来をつくる営みであり、国力の源泉であるはずです。しかし、私たちの教育現場は未だに「目の前の合否」や「入試制度」に囚われ、未来から目を背けていないでしょうか。
社会ではIT・AI・半導体といった産業が急速に進化し、大学では情報やデータサイエンス系の学部の人気が急騰しています。一方で、高校・中学の入試には、それら未来産業を支える力を問う設問がどれほど含まれているでしょうか?「大学入試に出ないから」「採点が難しいから」「教員がよく分からないから」─。そうした理由で、子どもたちが未来を生き抜く武器を学ぶ機会を奪ってしまっているのではないでしょうか。AIをはじめとした新たな技術領域に対して、教育界の多くの意思決定者が「自分は苦手だから」「判断がつかないから」と導入を遅らせている現実も見逃せません。ChatGPT、Gemini、NotebookLM、Google AI Studio、Claude、Perplexity─。これらのツールに実際に触れた経験が、学校の経営陣や教育者の中にどれほどあるでしょうか?「触ったことがある」「使って教材をつくってみた」という実体験が、どれほど共有されているでしょうか? 教育現場におけるデジタルディバイド「技術的格差」は、子どもたちの未来の可能性を狭めることに直結します。社会が変わったならば、教育も変わらなければならない─。私たち教育者自身が、その覚悟を持たなければなりません。
教育と社会を接続するために、大切なもの
教育が本来果たすべき役割の一つは、「社会との接続」です。特に……
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