【私教育新聞第129号】ジョニー藤村の教育×経営論|藤村賢志氏「急成長する“大学進学に強い”通信制高校の市場」
2025.10.26(日)
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【ジョニー藤村の教育×経営論】
「急成長する“大学進学に強い”通信制高校の市場」
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教育事業の新たな転換点
教育事業を成長させる上で大切なのは、時代の流れと生徒・保護者のニーズを先読みし、事業を柔軟に変化させ続けることです。少子化が進むなか、従来のやり方だけでは生徒募集が難しくなっています。そこで注目したいのが、急成長する「通信制高校」の市場です。
かつては様々な事情を抱える生徒が入学する高校というイメージもありましたが、今や大学進学や将来設計のために生徒が自ら選ぶ「新しい学びの選択肢」へと変化しています。今回は、この市場の変化を読み解きながら、私立中高や学習塾が打つべき次の一手について解説します。
高校生の約1割が選ぶ、主流の一つへ
まず注目すべきは、この市場の驚異的な拡大です。通信制高校の生徒数は30万人を超え、今や高校生全体の約1割を占めるまでになりました。全日制の生徒数が減り続けるなかでも成長を続けるこの市場は、特別なものではなく、教育界の「主流の一つ」になりつつあります。
この大きな変化の背景には、価値観の変容があります。同じテレビ番組を皆で見る時代から、一人ひとりがスマートフォンで好みの動画や音楽を楽しむ時代へ。こうした世代にとって、全員が同じ時間割で画一的な授業を受けるスタイルは、なじみにくくなっています。
こうした価値観の変化を後押ししているのが、大学入試制度の改革です。総合型・学校推薦型選抜の比重が高まる現在、評価の軸は知識量だけでなく「何を探究し、どう行動したか」という経験へと移りつつあります。自分のペースで学習計画を立て、探究活動に時間を割きやすい通信制高校の柔軟性は、こうした入試の変化と非常に相性が良いと言えます。
注目すべき二つの事業モデル
この成長市場には、新たな担い手が次々と参入しています。注目すべき動きは二つあります。第一に……
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